津の水
 

 津市の上水道は、昭和4年度(1929年)に県下初の近代的水道設備として完成しました。総工費は457万円。当時の年間予算が90万円ほどでしたから、その5倍の費用をかけて建設したことになります。
 その後、片田浄水系の拡張、雲出川伏流水の利用、君ヶ野ダムからの受水など拡充設備に努め、1日最大配水量125,000立方メートルの給水能力を持つようになりました。
 津市は、昭和60年「水道水のおいしい都市」に、また、片田貯水池が歴史的に価値ある施設として「近代水道百選」に選ばれています。その後も津市は、水道水源保護条例などを制定、おいしく安心して飲める水の供給に努めています。

水道資料館  バス 久保下車徒歩5分

 四季を通じ水と緑の自然に触れる憩いの場です。片田貯水池敷地内にあり、
楽しみながら水道の歴史や仕組みについて理解を深めることができます。


津の四季

 津市に春の訪れを告げる津観音の鬼押え節分行事として毎年2月3日に行われます。
 2月も下旬になると、結城神社のしだれ梅がつぼみをふくらませ、3月の開花時期には県内はもちろん、県外からも大勢の花見客がバスを仕立ててやってきます。
 4月は津観音のお稚児行列で始まります。偕楽公園の春祭りも開幕、桜のつぼみの頃からツツジまでの約1ヶ月間、公園内は多くの市民でにぎわいます。
 御殿場海岸の海開きは7月初旬。町内をやぶが練り回る白塚の奇祭「やぶねり」は7月11日。梅雨明けを待って津・夏祭り。夜店も始まっています。
 津市最大の夏のイベントは8月1日の花火大会。阿漕浦で打ち上げられます。夜店の最終日には津観音の10日観音。新町の納涼まつりもその頃行われます。そして、お盆には阿漕平治の供養。カンコ踊りもそれぞれの地区で行われます。
 10月は祭り一色。9日から11日までの津まつりはその最大のもの。メインの10日には、夜遅くまで笛や太鼓の音が響きます。また、日本最大級の和船山車「安濃津丸」も登場、まつりに花を添えます。
 津駅西の護国神社では恒例の薪能。玉砂利の上の特設会場で幽玄の世界が繰り広げられます。にぎやかだった秋の最後を締めくくる津の風物詩です。
 10月も下旬となると、大里からみかん狩りの便りが届きます。
 温暖な気候に恵まれた津市の冬。それでも布引と鈴鹿の山々から吹く空っ風は身にこたえます。除夜の鐘が鳴り、城下町・津市の落ち着いた年の明け。
 にぎやかさがもどるのは、高田本山のお七夜が始まる1月9日から。寺内町・一身田の通りには16日までの間、あちこちに露店が並び、大勢の人出でにぎわいます。
 阿漕浦の海岸では、冷たい海水をものともせず、観海流の寒中水泳も行われます。



 



津の年間行事

お七夜(高田本山専修寺)
1月9日〜16日
海開き(津の海)
7月初旬
寒海流寒中水泳(阿漕浦)
1月中旬
やぶねり(八雲神社)
7月11日
鬼押え節分会(観音寺)
2月3日
津・夏まつり(お城公園)
7月下旬
結城梅まつり(結城神社)
2月〜3月
津花火大会(阿漕浦)
8月1日
浜開き(津の海)
4月初旬
カンコ踊り(雲出・高茶屋)
8月14日・15日
津春まつり(津偕楽公園)
4月1日〜5月5日
阿漕平治盆供養(阿漕塚)
8月15日・16日
高虎楽座(フェニックス通り)
4月・7月11月
津まつり(市内)
10月9日〜11日
会式(観音寺)
4月1日〜3日
   
 
津の物産
 稲穂が頭を垂れる周辺の田園地帯。収穫される伊勢米は、おいしいお酒やお菓子を生み出しました。店先に並んだ銘酒、銘菓の数々。その一つ一つに津のこだわりと味わいがあります。
 イワシやアジやサバなど季節の魚が群れをなして回遊する伊勢湾。少し前までは海岸で網を引く光景があちこちで見れました。伊勢湾の魚は津の人の貴重なタンパク源。一部は、はんぺん、かまぼこ、ちくわなどの加工品にもなっています。
 そして、南北に延びる肥沃な伊勢平野。津はその昔、伊勢木綿の産地として知られていました。江戸期には綿を栽培する農家も多く、その後の津の繊維産業にも大きな影響を及ぼしました。
 そうした歴史が現在の津の物産にも表れています。

高田本山と一身田寺内町

一身田惣絵図
高田本山の法義と歴史より 
高田本山

 
 高田本山専修寺は、1465年ごろに、真慧上人により建立された真宗高田派の本山で三重県最大の寺院です。
  寺内には、巨大な御影堂や如来堂が建てられています。また親鸞
聖人直筆の国宝なども残されています。
  御影堂の背後には、連池、苔の美しい庭園【雲幽園】が広がり、庭
園の一角には、茶席【安楽庵】があります。
所在地    :津市一身田町2819番地
交通アクセス :近鉄  高田本山駅より 徒歩15分
J R   一身田駅より    徒歩5分

         
御影堂

(国重要文化財)

 寛文6年(1666年)に再建された、徳川初期の特色ある建物です。木造建築としては、全国有数の規模で、725畳敷きの広さがあります。親鸞上人のご真影が安置されています。
如来堂

(国重要文化財)

 延亨元年(1744年)に円猷上人により再建されました。建坪は御影堂に比べると4割五分弱ですが、バランスを整えるために、禅宗様式を取り入れた裳階附き重層の構築物で、高さもほぼ御影堂に揃っています。阿弥陀如来像が安置されています。
専修寺山門

 (三重県指定文化財)

 宝永元年(1704年)に建築されました。寺院の門としては、最高の格式にのっとっています。楼上には釈迦如来、文珠菩薩、普賢菩薩が安置されています。
唐門

(三重県指定文化財)
 如来堂の門で、間口4間2尺(7.4m)奥行4間(約7.2m)の屋根槍皮
造りの建物です。天保15年(1844年)に建てられ、その門には菊、牡丹の透かし彫りや獅子や力士の彫刻があります。
一身田寺内町
 一身田の町は高田本山専修寺を中心とし、周囲には末寺、寺侍、商家等を配置し、外側を堀で囲んでありました。
 江戸時代は堀にかかる橋3ヶ所に門があり、不審者の立ち入りを禁止していたので治安がよく、 更に住民は専修寺から商売の資本金を借りれるなどの特別な保護を受けことができました。